コレクション: ボデガス・セニョリオ・デ・アラナ

銘醸地リオハ・アラべサの温故知新ワイナリーが、
「クラシックスタイルワイン」と「モダンスタイルワイン」を造り出す！！！

ボデガス・セニョリオ・デ・アラナはリオハ・アラベサに位置するサンティアゴ一族の家族経営ワイナリー。同ワイナリーが設立される1982年以前は、地元リオハ出身の祖父ホセ・デ・サンティアゴ氏が所有していた自社畑のブドウを他のワイナリーへ販売したり、1960年代、1970年代にはビルバオでその時代によく消費されていたテーブルワインの一つとしてワインの販売に携わっていた。
その後、高品質のワインを造りたい、という思いから1982年にボデガス・セニョリオ・デ・アラナが誕生。設立当時からホベン、クリアンサ、レセルバ、グラン・レセルバのラインナップを造っている。

ボデガス・セニョリオ・デ・アラナのあるDOCa リオハのサブゾーンの一つアラべサはバスク自治州のラバスティダ村に位置している。自社で所有する畑は12ヘクタール、更には120ヘクタールを所有する契約農家のブドウを原料としている。それらの畑の標高は300メートル～500メートル。アラべサは、DOCa リオハの北部に位置し、最も大西洋に近いサブゾーンなことから、若干の地中海性気候の影響を受ける大西洋気候である。大西洋とアラべサの間にはカンタブリア山脈が連なり、冷涼な空気が提供されるもその山脈のおかげで穏やかな気候となる。

ボデガス・セニョリオ・デ・アラナの畑を見下ろすカンタブリア山脈。冷涼な環境の中、ゆっくり熟しバランスの良い酸味がブドウに与えられる。

土壌は、白亜質土壌で若干の粘土質を含み、非常にやせて乾いた土壌でブドウ栽培には理想的。白亜質は酸味と上品さを、粘土質が濃度と力強さを与える。

醸造家：アルマンド・ガジェーゴ氏
ラグアルディア醸造学校を卒業後、リオハのワイナリー、ボデガス・アルタディにて醸造に携わる。さらにいくつかのワイナリーで経験を積んだ後、1991年にボデガス・セニョリオ・デ・アラナの醸造家に就任。

ガジェーゴ氏は、これまでの経験を活かし、クラシックスタイルワイン「ビニャ・デル・オハ」ブランドと、モダンスタイルワイン「ソムリエ」ブランドを造り分け、市場へ送り届けている。

クラシックスタイルワイン「ビニャ・デル・オハ」シリーズ

クリアンサ、レセルバ、グラン・レセルバを揃え、熟成期間の長さを3段階に分けリリースするクラシックスタイルワインは、１）ワインの色調がより淡いガーネットい色、２）アルコール度数は13.5％～14.0％、３）ワインを熟成するために古い樽を使う(長期熟成タイプには新樽使用の場合あり）。

モダンスタイルワイン「ソムリエ」シリーズ

「ソムリエ」シリーズは、6年前にリリースしたモダンタイプのワイン。その特徴は１）クラシックタイプのワインよりワインの色調がより濃い、２）アルコール度数は14.5％とより高い、３）ワインの熟成には新樽が使われる。

クラシックタイプの「ビニャ・デル・オハ」シリーズよりも、樽の影響がありトーストやバニラなどの風味、更にはタンニンもより伝わり、力強いワインとなる。