オウリベ・ドナ・ブランカ 2021

ロンセル・ド・シルは、2010年に設立された比較的新しいワイナリー。D.O.リベイラ・サクラのワイン造りの文化、美しい景観を守り、敬い、そして何より情熱を持って自分達のワインの足跡を残していくことを信条に掲げ、ワイン造りを実践している。醸造家のマリア・ホセ・イラベドラ女史は、マドリードにある技術農学学校で醸造修士を取得。以前、同ワイナリーには他2人の醸造担当がいたが、現在は彼女が全て一人で舵を取っている。ワイン醸造だけでなく、2haの畑も管理し、ワインの原料となるブドウも真心込めて栽培。所有する畑は、わずか2haと小規模。切り立った急斜面の土地を耕し、段々の畑を開拓。その過酷とも言える栽培条件の中、ブドウの樹の手入れや、収穫などは、すべて手作業で行い、丹精を込めて造られたブドウが、素晴らしいポテンシャルを秘めたワインに変貌する。