コレクション: デスクレグット
【カタルーニャで注目の女性醸造家が贈る自然派ワイン】
デスクレグットの歴史は150年以上前の1860年まで遡る。
当時はブドウ栽培の農家だった。場所は、カタルーニャ州のカバ生産の聖地ぺネデスに位置し、育てたブドウをカバの大手ワイナリーへ販売していた。その時代はまさに丁度この地でスパークリングワイン造りが始まった時代であった。その後、1980年にワイナリーを設立し自社の醸造施設でワイン造りを始める。当初はエントリーレベルのスパークリングワインを生産し、それもまた大手カバワイナリーへ販売していたが、その傍ら自社ブランドも手掛け始め販売を開始。同ワイナリーが所有する有機栽培の畑で育った高品質のブドウを用い、長期熟成にこだわる生産者として自社ブランドを大きく成長させてきた。2020年1月に、D.O.カバを脱退。より厳格にスパークリングワイン造りをするワイナリーで構成するCORPINNAT(コルピナット)へ、10社目のワイナリーとして加盟した。
オーナー:マルク・ミラ氏(写真右)、醸造家:アランチャ・デ・カラ女史(写真左)
タラゴナ大学でワイン醸造を学び、その後トーレス社にてワイン醸造の経験を積む。数年大手ワイナリーでの経験を経て、2005年よりデスクレグットの醸造責任者に。2012年には、権威あるベスト・ヤング・ワインメーカー・オブ・カタルーニャを受賞するなど注目の女性醸造家。
こだわりポイント① ~有機栽培~
2005年、3代目となる現オーナー、マルク・ミラ氏はオーガニックワイン造りへシフト。4区画で栽培するブドウ畑のいずれも化学肥料、除草菌、殺虫剤などを一切使用せず、自然のままの環境と向き合いブドウを育てる。
こだわりポイント② ~コルピナット~
【コルピナットとは?】
コルピナットの名前は、COR=心臓/心、PINNAT=ラテン語でペネデスの意、『ペネデスの心』を意味する。カバの生産地であるカタルーニャ州ペネデスにて、従来のカバ
よりペネデスのテロワールを表現し最高峰品質のスパークリングワインとして差別化する目的で2017年に作られたEUの団体商標。当時は6社でスタートし、現在11社が参加。
コルピナットの規定に基づき、非常に厳しい審査が時間をかけて行われ参加が認められる。デスクレグットは、2020年1月15日にD.O.カバを脱退し10社目のワイナリーとしてコルピナットに加盟。
【コルピナットの主な規定】
1. 100%自社畑
2. 収穫は常に手作業
3. 原料のブドウはペネデス産のみ
4. 土着品種90%以上使用
5. デゴルジュマンの日付を記載
6. 最低熟成期間18ヶ月
7. ブドウの原料の買い付け不可
8. 有機栽培
9. 他社ブランドの製造不可